天国までの49日間 アナザーストーリー
高2の芹澤心菜は、東高のボス、不良で名高い及川聖と付き合っていた。
ある日一緒にいたふたりは覆面の男に襲われ、聖は命を落としてしまう。
死後の世界で聖の前に現れたのは、天国に行くか地獄に行くか、49日の間に自分で決めるように
と告げる天使だった。
自分を殺した犯人を突き止めるため、幽霊の姿で現世にもどる聖。
一方、聖を失った心菜も、榊という少年と共に犯人を探し始めるがーーーー。
聖の死の真相に驚愕、ふたりが迎える感動のラストに落涙必死!
ーーー〈背表紙より〉---
櫻井千姫がお話する「天国までの49日間」の第二段階
一般に不良という姿・仲間・言動なんかで、距離を置くようになってしまうが、
心菜や心菜のお母さんは素直に接してくれていて、正直嬉しかったです。
反勢力の不良たちも、彼の葬儀の時の行動からやっぱり根はいいやつばかり。
犯罪者と言えども、誰にだって心の中に持っている誰にも言えない思い。
くやしさ・かなしさ・さみしさなんか、そしてにくしみが人を殺めてしまう。
その感情は、なかなか納めることなんて出来ないので当たり前かも知れない。
心菜の為に、亡くなった聖や助っ人の榊が悪戦苦闘して心菜を救う。
すべてが明らかになり、ラストシーンを迎えるわけだが、
私が一番終わってほしい結末で終わってくれて、作者の櫻井千姫に
「涙を、ありがとう」と言いたいくらいでした。
久しぶりにありがたかった一冊の本になりました。
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作者 櫻井千姫(chihime sakurai)
東京都在住
第5回日本ケータイ小説大賞にて、大賞を受賞し作家デビュー。
その後フリーライターに
現在もwebを中心に小説やコラムを執筆
主な作品
・天国までの49日間
・天国までの49日間 ラストサマー
・天国までの49日間 アナザーストーリー
・70年分の夏を君に捧ぐ
・100回目の空の下、君とあの海で など
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