誘拐リフレイン 歌野晶午
舞田ひとみの推理ノート
背表紙より
引きこもりの少年、馬場由宇は、近所に住む大久保家の幼児虐待を疑っていた。
ある日、件の幼児、真珠(パール)を炎天下の車内から助け出し、弾みで自宅に連れ帰ることに。
だが、目を離した隙に、何者かが真珠を連れ去ってしまった!
困り果てた由宇は、いくつもの難事件を解決に関わった友人、舞田ひとみに助けを求める。
しかし、ひとみの推理で一度解決したかに見えた事件は思わぬ形に変貌していき・・・
謎が謎を呼ぶ誘拐ミステリー!
夏場のパチンコ店の駐車場で息も絶え絶えなその子を連れ去ってしまう。それは幼い命を救う善意から誘拐になり、
そこから誘拐の連鎖がはじまり複雑な二つの誘拐となって大きな事件となっていく。
舞田ひとみの事件解決の糸口が、私自身ではというてい思いつかないことから解決に導いていく。
見事なまでの推理と感の良さには脱帽です。
ひとみの名探偵ぶりが凄い。一つ目の誘拐事件では、探偵とはこうやって推理して真相に近づいていくんだと感心!
読んでいて気持ちよかったです。
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作者 歌野晶午について
本格推理小説の歌野晶午さんは、読者が想像できない、衝撃的なラストを仕掛けるのが得意な作家です。
ミステリー好きであれば、この人の作品には惚れ込んで行くのではないでしょうか
気になる歌野晶午の作品
・ディレクターズカット 幻冬舎
・世界の終わり あるいは始まり 角川書店
・ずっとあなたが好きでした 文藝春秋
・死体を買う男 講談社
・絶望ノート 幻冬舎 など
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