白鳥とコウモリ   東野圭吾

東野圭吾と言えば

「白夜行」「容疑者Xの献身」「探偵ガリレオ」「麒麟の翼」など

今回は「白鳥とコウモリ」のご紹介です

この小説の一番のみどころは、「立場」という部分にあると思います。

自白した犯人の想い、

殺された被害者(弁護士)の想い、

事件を解明しようとする刑事

加害者の息子

被害者の娘

名古屋殺人事件で自殺をした男の家族

それぞれの「立場」が、事件の真相とどのように関わっているのか

真相が明らかになった時に、各人の立場がどのように変わっていくのかに面白さがある作品でした。

光と影 昼と夜 白鳥とコウモリ 被害者家族と加害者家族 の意味がだんだん解明されていきます。

自分のしあわせな日々を手放してまで、守ろうとしたものは何だったのか?

皆さんは、自分が犠牲になってまで守るものは何ですか?

ラストシーンに一言

被害者家族の美玲 と 加害者家族の和真 

心にあるキズを一日も早く治して、美玲は和真に会いにいってくれることを願う。

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