月のない夜に 岸田るり子
この本を見た時に、表紙の絵を見ただけで買うことを決めました。
表紙から想像するのは、一人の女性が奔走する物語で、ある殺人事件に巻き込まれるのか、
また殺人犯の本当の姿を追っていく物語なのか?
そんな興味深々で読み始めました。
物語の重要人物 川井喜代
学生時代は誰もが認める優等生
先生からの受けもいい
リーダーシップを発揮するのも長けている
積極的で話題が豊富
だが、人をおとしめるウソをばらまく
人をどん底に突き落として、苦しむのを見て面白がる
社会人になってからは、用意周到に自分の利益のみを計算し、他人の心を支配し、
傷つけることも殺すことも厭わない女になっていた。
喜代に目をつけられた人物は、モンスターのような喜代に人生をメチャクチャにされる。
その喜代が殺されて、犯人として疑われて逮捕されたのは喜代と同級生の西山冬花。
東京に住む冬花の二卵性の双子の姉 樋口月光に連絡が入り冬花のもとへ駆けつける。
京都を舞台に月光が、冬花に思いを寄せる杉田基晴と事件の真相をあばいていく。
喜代だけでなく、喜代の姉 喜代の婚約者の父親までも殺害されてしまう。
しかし、犯人と予想される人物にはすべてアリバイがある。
では、真犯人はいったい誰なのか?
真犯人は、なぜ何人もの人物を殺す必要があったのか?
その真の目的は何なのか?
真実が見えた時、あなたの脳裏に映ったものは?
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月のない夜に (徳間文庫) [ 岸田るり子 ]価格:880円 (2022/5/4 09:10時点) 感想(0件) |
作者紹介 岸田るり子
日本文藝家協会会員、日本推理作家協会会員、本格ミステリ作家クラブ会員。
父親はインターフェロン研究のパイオニアで医学博士
『密室の鎮魂歌』(応募時のタイトルは「屍の足りない密室」)で第14回鮎川哲也賞を受賞しデビュー
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