終電の神様 殺し屋の夜 阿川大樹
阿川大樹さんの第4作目の「終電の神様」
殺し屋の夜
第1話 殺し屋の夜
第2話 三分の遅れ
第3話 月の誘惑
第4話 遮断機
第5話 正門警備詰所
全290ページ
背表紙より
終電を逃した夜、思いがけない事件がきっかけで漫才コンビを結成ことになった男たち。
衝撃的に反対方向の終電に飛び乗ってしまった過労気味のエンジニア。
終電に揺られて協会に赤ん坊を捨てに行く女性。 など
中でも私が気に入ったのは 月の誘惑
少女:ハルが言う
「悠真にいろいろ話してもらって、わかったことがあるんだ」
「逃げていいんだってこと」
それを聞いて過労気味のエンジニア・悠真は
逃げていいんだ。
ハルにそう言われて、今急にそんな風に思った。
その後二人は、コーヒーを飲み終わったらお別れだね
と言う顔をして、ほんの少しの間見つめ合った。
物語はここで終わっているが、この続きを自分で描いていきたい。
それがこの本の一番の魅力のように思います。
作家 阿川大樹の紹介
1976年 東京大学在学中に同じ演劇研究会に所属していた野田秀樹らと劇団 夢の遊眠社を旗揚げした。
同劇団の専属作曲家になったのち、電機メーカーを渡り半導体技術者になった。
そして1989年、半導体関連の企業をほか6人とアメリカ合衆国カリフォルニア州創立させたが同社は1997年に
解散したため、著作活動を再開。
1999年、『天使の漂流』で第16回サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞。
2005年、『覇権の標的』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞優秀賞を受賞し、同作にて小説家デビュー。
2015年には、長編小説「横浜黄金町パフィー通り」が舞台化
出版社
実業之日本社
株式会社実業之日本社は、経済雑誌『実業之日本』を創刊した1897年(明治30年)を創業日とする老舗出版社。
シークエッジ・グループの一員。
1895年に、光岡威一郎と、読売新聞記者で後に衆議院副議長や大日本印刷の初代社長も務めた増田義一が創立した、
「大日本実業学会」を母体とする。
1897年(明治30年)、大日本実業学会が雑誌『実業之日本』を創刊。
1900年(明治33年)、光岡が病のため雑誌の編集・発行権を増田に譲渡し、増田は新たに実業之日本社を設立した。
同社では、1897年6月10日の『実業之日本』創刊をもって創業日としている。
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