竜馬が行く PART1 司馬遼太郎
以前この本を読みかけたのは40年ほど前。
その時は、おもしろいとは思えなかった。
でも、ひとつの都市伝説を聞いてから、もういっぺん読んでみようとした本が
「竜馬が行く」 司馬遼太郎である。
1巻から8巻までの各約450ページを完読するのに約半年という時間をかけて
じっくり読んでみました。
竜馬や竜馬を取り巻く人達の魅力がうまく書かれ、激動の時代に自分もひきこまれた感覚で
読み進むことが出来た。
ページが進むたびに、作者の司馬遼太郎は私をどこへ連れて行こうとしているのだろう
と思えるくらいにのめり込んでしまった作品でした。
物語は、姉の坂本おとめが泣きみそな頃から厳しく育て、竜馬の生誕から江戸に渡り剣術家として修業に出るところから物語が描かれている。
誰かを切り倒すことを続けているだけでは、倒幕なんかできるわけはなく、この世を
変えることは出来ないと言う信念を持っている人物である。私はこの考えに共感する。
坂本龍馬を助ける人はたくさんいて、亀山社中がお金も舟も失った頃
ひょんなことから、長崎の女商人のお慶さんから舟をもらうことになる。
この長崎のお慶さんは、日本茶をイギリスに輸出することで、
イギリス人のオルトと共に、莫大な富を得る。
坂本龍馬を見てからは、あの男と寝てみたいと言うほどの惚れ込みようである。
このもらった船がいろは丸である。 しかし鞆の浦で紀州藩の船に激突させられ
いろは丸を沈没させられた。
竜馬のふね「いろは丸」に積んであった武器 弾薬 お金の弁償をどうするのか?
紀州藩に結果弁償させることになるが、なんとその額
賠償金8万3千両 今の金額で、約170億円というお金を得ることになえる。
それを資金に竜馬がやりたかった事とは、倒幕でありこの世を変えたいこと
そして、世界を相手に商売をしたかったこと
それは竜馬には商人の血が流れていること
坂本龍馬の祖先をみると、滋賀県の坂本の出身であり近江商人の家系であること
最大なことは、竜馬がやりたいことに多くの人が関わっている。
それは何か物語には出てこない大きな組織が竜馬をバックアップしていると感じる。
ここで作者:司馬遼太郎について
司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。
大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。
産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。
以後、歴史小説を次々に発表。
1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。
ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。
“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。
『街道をゆく』の連載半ばで急逝。
享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある
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PART 1はこれくらいにして、
PART 2は都市伝説にふれてみようと思います。お楽しみに
あなたしか知らない坂本龍馬があれば、ぜひ教えてください
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